心不全とは、心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器に血液を十分に送り出せなくなった状態のことをいいます。心臓は何とか血液を送り出そうとしますが、こうした状態が続くと心臓に負担がかかり機能が低下してしまいます。心不全はひとつの病気ではなく、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、高血圧、不整脈など様々な病気が原因となります。そして進行すると「すこし動くと苦しい(労作時息切れ)」、「浮腫(むくみ)」などの症状を引き起こします。
最近、収縮機能が保たれた心不全(拡張不全)が高齢の方に多いことがわかってきました。心臓の血液を取り込む力が衰え、静脈や肺に血液が溜まりやすくなってしまうもので、通常の検査では見つかりにくく、治療法も限られるといった特徴があります。
自覚症状が現れにくく、息切れなどの症状があっても、「年のせいだから仕方ない」「体力が落ちただけ」と見過ごされることも少なくありません。急に浮腫んで体重が増えた、動悸や息切れが増えたと感じたら、心不全も疑って早めに医師に相談することが大切です。
心不全


