私たちの記憶力は30歳から40歳をピークにしてその後はゆっくり低下していくと考えられており、物忘れは加齢に伴ってどなたでも経験します。ただ、この物忘れには、年齢相応に起こってくる生理的なものと、軽度認知障害(MCI:健常と認知症の中間段階)や認知症の初期段階といった病的なものが存在しますので、その原因を見定める診断がとても重要になります。
根本的な治療法が確立されていないアルツハイマー型認知症などでも適切な薬物選択や生活指導を行うことで、症状の進行抑制が期待できます。
当クリニックでは「病的な物忘れ」を早期に発見し、適切な治療につなげられるように、専門医による診察、神経学的検査、神経心理検査、画像検査などを用いて、総合的な診断を行っています。

物忘れ