2026年1月06日
夕方になるとむくみ(浮腫)が悪化する。立ち仕事をすると悪化する。そんな症状はありませんか?だれでも多少靴下の跡が残ったりすることはあるかもしれませんが、たいてい寝て起きるとスッキリしていることが多いです。しかし浮腫が改善せず継続している、張った感じで痛いなどの症状がある場合は検査が必要なこともあります。病院に行ったら心臓や腎臓、血管、甲状腺の異常を疑われ検査をしたが、問題なし・・・。そんな「むくみ」の原因のひとつに特発性浮腫があります。
特発性浮腫の特徴
- 20~60歳の女性に多い
- 朝と晩で体重が1.4 kg以上、増加する
- 起床時にも顔や手、足のむくみを認める(押しても凹まないむくみ)
- 夜間になんどもトイレに行く(夜間頻尿)
- 月経周期とは関連がない
- 疲労感や不安感などの症状を伴うことがある
- 肥満
エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響によってナトリウムや水が溜まることによる月経前浮腫とは区別されます。
特発性浮腫の原因
原因不明ですが、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系(RAA系)の活性化、毛細血管の透過性の亢進や自律神経の異常などが推定されています。
前述しましたが、むくみの原因は様々です。一度も検査を受けていない方は、まず一般的な心臓、腎臓、血管、甲状腺など重篤な疾患につながる異常がないかを精査することが大切です。
特発性浮腫の治療
塩分制限が重要です。1日の塩分摂取量を5g以下に制限します。特発性浮腫は重篤な疾患ではありませんが、浮腫は他人が考えるよりつらいものです、そんな時は薬を使用するのも選択肢のひとつです。スピロノラクトンやアンジオテンシン変換酵素阻害(RAA系に関連する薬)が有効であったという報告もあります。また、体質にあった漢方薬の使用が有効な場合もあります。ご自身にあった治療を見つけていくことが必要と考えます。
効率的に減塩するには?
減塩しようと思っても自分が1日にどれだけの塩分を取っているのか知ることは難しいです。尿検査から推定塩分摂取量や推定カリウム摂取量を知ることが出来ます。カリウム摂取がナトリウム排泄を促しむくみの改善につながる事もあります。
塩分摂取量については、こちらのページ↓で詳しく解説しています。

